気になる症状

ラーメンや甘いスイーツ、肉汁したたるステーキ、ワインやビール、日本酒などのお酒類、どれも好きな人は要注意です。
生活習慣病という言葉が生まれたように、現代人の病気や不調は、その人の生活自体に問題があることが度々指摘されます。
バランスの悪い食事や運動不足だという自覚はしていながらも、不調をそんなに感じないので特に気にしないという人も多いでしょう。
しかし、じわじわと病気の魔の手はせまっているのです。
特に気をつけて欲しいのが、肝臓の病気です。
糖類や脂肪類の多い食事やアルコールを多く摂取すると、肝機能障害と呼ばれる、肝臓の異常が指摘されます。
肝機能障害は、脂肪肝や肝硬変、また肝臓ガンの温床なのです。
将来、大きな病気をしない為にこれから気を付けられる事があります。

肝臓は沈黙の臓器という異名を持ちます。
なかなか症状が出にくく、また症状が出た時には大分症状が進行している事が多いのです。
肝臓の状態を良く知るための方法として、最も効果的と言われているのが採血です。
肝臓には、血液の通り道に接しており、肝臓がダメージを受けると、血液の中に漏れだす物質があります。
その流れだした物質の量で肝機能を検査しています。
代表的な指標として、ALTやAST、γ-GTP(ガンマジーティーピー)やALP(アルカリホスファターゼ)と呼ばれるものがあります。
健康診断などでこの数値を指摘された人も多いのではないでしょうか。
また、筋肉や、腱の収縮力が低下するのも肝臓機能が下がっている特徴と言われています。
筋肉が硬直するので、首や肩が凝り、ギックリ腰が起きやすいとも言われています。

なかなかわかりにくい、肝機能の状態ですが、まれに自覚症状が出る場合もあります。
顔や手に出る黄疸や、爪の縦線はその代表的なものです。
黄疸とは、文字通り、顔や手が黄色っぽく変色することです。
爪の縦線は、少しわかりにくいですが、光に当てる角度などを変えてみると、かすかに出ている場合があります。
その他にも、目の白い部分が黄色くなるといった事や、肝臓の右上部が盛り上がるといった症状があれば、まずは病院を受診する事をお勧めします。
また、軽度の症状として、下肢のだるさが挙げられます。
春から夏の期間で、ふくらはぎの下肢がだるくなるようでしたら注意が必要です。

肝臓の病気にならないために、気をつけておきたいのは、不規則な食生活をしないという事です。
症状が出てからは遅いのが肝臓の病気です。
定期的に健康診断などで自分の肝臓の状態を把握する事も大切なことです。

脂肪肝とは

肝機能障害の中には、脂肪肝とよばれるものがあります。肝細胞には、脂肪を溜め込む性質があります。溜め込んだ脂肪が蓄積していき、全肝細胞の30%以上が脂肪化すると脂肪肝と呼ばれます。

非アルコール性脂肪肝

一般的に脂肪肝はアルコールが原因だと言われてきました。しかし近年、肝機能障害を引き起こす要因として、肥満や糖尿病の関係が取り沙汰されるようになりました。非アルコール性脂肪肝は、そのような原因をもつものです。

肝硬変

肝機能障害のうち、お酒の飲み過ぎなどで慢性的に炎症が起こり、肝臓が線維化した状態を肝硬変と言います。肝硬変は肝機能障害の最終形態とも言われ、肝臓ガンの原因にもなります。